映画の中のタイル
タイル好きのためのタイルエッセイ
タイルアート散策
タイル好きのためのタイルエッセイ2

スペインのバルセロナにあるグエル公園で、初めてモザイクタイルアートに出会いました。優しい曲線を多く使うガウディの作品が大好きなのですが、それまでは細かいモザイクの箇所を注意して見ることはありませんでした。
タイルというと台所や風呂場に使われるもので、きれいだけど冷たく、無機質なイメージしか持っていなかったのです。
ところが、目の前に広がる公園のベンチには、あらゆる色、模様のタイルや陶器のかけらが一見無造作に貼られていて、初めての光景に衝撃を受けました。
でも、しばらくすると不思議と落ち着いてきて、楽しい気分になり、飽きることなく長時間をそこで過ごしていたのです。
タイルってこんな風に使う事ができるんだ、こんな風に遊べるんだ、と感動しながら。

しかし自分でやってみたいとは思いもせず、時が過ぎたある朝フリーペーパーを見ていると、モザイクタイル教室という見出しが目に飛び込んできました。
数年後にスペイン料理の店を始める予定で、漠然と床にはタイルを使いたい等と考えていた所だったので、これは運命だと感じ、即体験申し込みをしました。

幸いにも自宅から近く、同年代の奥様方が多く、とても楽しい教室でした。
月に一回でしたが、初めて見る様々なタイルやセンス良い作品に囲まれて、とげとげした心が癒される至福のひと時でした。
タイルに関する様々な事を勉強できて、しかも店の内装、コーディネートもお願いする事ができ、素晴らしい出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

スペイン料理という事で、アンダルシアのパティオをイメージしたテーブル席、気軽に楽しめるバルを思わせるカウンター席、随所に素敵なモザイクを貼っていただきました。予算の関係で全てをお願いする事はできませんでしたが、想像以上で大満足です。
初来店のお客様は、かわいい、ステキと写メを撮ってくださる方もいます。
料理を待っている間にモザイクに触れて感触を楽しんでいる方、あちこちを楽しそうに眺めている方、お客様の反応は様々で、それを眺めるのも楽しみの一つです。
そしてとても落ち着くと言って下さる方が多いのに驚きます。
私がグエル公園で持った感覚と同じなのかな、とタイルが持つ不思議なパワーを感じています。

店をオープンして5年半が過ぎましたが、毎日見ていても飽きる事がなく、逆に味わい、愛着が増している様に思えます。
素晴らしいモザイクタイルに囲まれて仕事ができる幸せに感謝、タイルを通してのたくさんの方々との出会いに感謝しながら、マイペースですが、生涯の趣味としてタイルとずっと関わっていきたいと思っています。

スペイン食堂 ヨシムタ
〒277-0022 千葉県柏市泉町17-26 第2大坂グリーンコーポ101 TEL/FAX 04-7167-0139
営業時間 ランチ 11:30〜15:00 (L.O.14:00)
ディナー 18:00〜22:00 (L.O.21:00)
日曜祝日定休、水曜のランチは休み、夜のみ営業
スペイン食堂YOSHIMUTAさんの地図です。バス停の前です。 地図はこちら