タイルクラフト教室の現場から

タイルクラフトの楽しさを紹介。〜講師の立場から〜

タイルクラフトを始めた頃、私の場合サークルから始めました。
県民プラザという地域の貸会議室をお借りして、そこに数名の方が通って下さいました。何しろ初めて人に教えるので、心臓はドキドキ。忘れ物は無いか、手順や方法を正しく伝えることが出来るか、いつも緊張していました。
写真は、それから約1年。初めて「教室」という名目でスタートした時の自宅教室の1コマです。後ろにテレビが写ってますね(^.^)教室を始めた頃は、それはもう「一生懸命」でした。 けれども教室の回数を重ねる度に経験値が上がり、様々なことに対処出来るようになって来ました。緊張も減り、合間の雑談も楽しく、生徒さんが充実した時間を過ごして帰って行かれるその姿を見送るのがとても満足を感じるひとときになって来ました。

難易度を少しずつ高めながら、10作品程度をこちらで提示し、その後は好きなものを作って頂くという形を取っています。講師としては様々なケースに対応しなければなりませんが、皆さん、好きな絵本のモチーフをモザイクにしたり、飼っているペットを題材に制作したり、好みのデザインで表札を制作したりと、とても楽しんでいらっしゃいます。

これまで通われていた中のお1人、Mさんもとても意欲的に制作されていました。ナチュラルなカントリー調の、木の香りであふれたお家を新築されて間もない頃、これからどんどんお家の内外を飾って行こうという時、私の主催するサークルに通い始めました。メキシカンタイルを使ってのラウンドテーブル、ご自宅の表札、ワンちゃんのキャラクターの台等を制作された他、ご友人に差し上げるための表札・・・ その表札はトトロの絵をモチーフに作られていて、とても可愛かったです。(ご注意: 講師が著作権のあるモチーフを題材に制作を提示するのはもちろん法に触れることなので、絶対にしてはいけません)
写真はかんたんタイルワーク入門(Gakken Mook DIY SERIES)に取材を受けた時の写真です。

また、保育園の先生でもある彼女は、サークルで培った技術を元に、卒園制作にも何度かタイルクラフトを取り入れていらっしゃいました。素朴な雰囲気で、可愛いですね。 ただひとつ残念だったことがあります。ある時、彼女が「もう少し早く先生と出会いたかった!」と口にされた時がありました。新築する前に出会っていたら、もっとタイルを家の中に取り入れることが出来たのに・・・!とおっしゃるのです。確かにセンスの良いカントリー調のその家は、タイルを取り入れることで、さらに素敵になったかもしれないのに・・・!と私も少し残念な思いがしました。将来、家を建てたりリフォームする可能性のある方は、タイルという素材が、より住宅にうるおいを与えることが出来るのをぜひ知って頂きたいです。

サークルを始めてから10年以上が経ち、生徒さんの満足の行く作品が完成すると、講師としても「あぁ良かった!」と、ホッとするひと時を何度も味わって来ました。タイルクラフトに限らず、'人に教える' ということは自分自身もとても成長するものです。これからも、多くの方を育てタイルクラフトの楽しみを伝えつつ、私自身も成長して行きたいと思っております。

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