映画の中のタイル
タイル好きのためのタイルエッセイ2
私とタイル
タイルアートの世界を紹介します

ガウディ、ピカソ、ドメネク・イ・モンタネー。
主にこれらの建築物と芸術を、可能な限り見て回りました。
その中で、今回は「ドメネク・イ・モンタネー」の代表的な建築物、「カタルーニャ音楽堂」のお話です。
まず、ここで注意しなければならないのは、予約が必要だということです。
筆者が行った時には、午前中に午後の予約を取ることが出来ました。これはラッキーなことの様です。
見学は、英語又はスペイン語のガイドツアーとなります。
また、内部の写真撮影は禁止されていますので、外観の写真のみとなります。
内部の写真は色々なサイトで検索してみて下さい。



ドメネク・イ・モンタネーは、スペインにおいてのアール・ヌーボー、「モデルニスモ」の様式の代表的な建築家であり、カタルーニャ音楽堂はサンパウ病院と共に、世界遺産に登録されています。
ヨーロッパを中心に19世紀後半から20世紀初頭にかけて広がったアール・ヌーボー。
この美術的な流れが、日本の美術からも影響を受けている側面があることは非常に興味深いです。
日本美術の多くが、木々、草花、動物、昆虫など「自然」から得たものであり、アール・ヌーボーにおいては、それらと各地域の伝統的な様式と絡み合い、絵画・建築・装飾等、様々な分野で花開きました。
「モデルニスモ」の中では、イスラム様式の流れを組んでおり、ドメネク・イ・モンタネーの建築物の装飾において、植物の連続模様が多く見られます。


カタルーニャ音楽堂の建築は、繊細で複雑かつダイナミックな様相でありました。
細部まで美しい造形物で装飾されており、隅々まで、全てが見どころです。
この建築物の装飾の大きな特徴は、類いまれなガラスとタイルの使い方にあるのではないでしょうか。
コンサートホールの頭上には、他に類を見ない、奇抜で素晴らしいステンドグラスが美しく、やわらかい光を照らしていました。
そして、内外共に、タイルと、タイルモザイクが多用されています。
外観の下の写真のタイルモザイクは、樹木そのものを建築物とともに表現されていますね。



これだけ沢山の色を使っても、下品にならないところに感嘆します。
色・デザインがよく考えられ、建築物そのものとの調和が、バランス良く実現しているのでしょうね。


これらのタイルによるモザイクですが、よく見てみると、タイルクラフトやモザイクを手がける者にとっては技術的にそれ程難しいものではありません。
いつか、ドメニク・イ・ムンタネーの作品を吸収し、消化し、昇華(制作)してみたいものです。
制作することが、文化の交流になり、ある意味で世界が融合して平和になるイメージを持つのは私だけでしょうか。


